レディ・イン・ザ・ウォーター 06/10/20


東洋の伝説に出てくるナーフと呼ばれる水の精。「ストーリー」という名の女の子が、ある日プールから現れる。そのプールのあるコーブ・アパートの管理人クリーブランドは、“信じられない”という思いを抱きながらも彼女の話に吸い込まれるように信じ始める。
自分がマダム・ナーフ(水の精の女王)だと知らず、スクラントに襲われるストーリー。クリーブランドは、どうにかストーリーを守り、青の国に帰そうと決める。

メッセージを解釈できる「記号論者(シンボリスト)」、魔物が襲ってくるのがわかり、追い払う暗示をかけることのできる「守護者(ガーディアン)」、手を取り合ってパワーを発揮する「職人(ギルド)」、ナーフの命を蘇らせることのできる「治癒者(ヒーラー)」、職人とこころを一つにして癒す力を得る「証人(ウィットネス)」
それぞれの役割を持った人を探し出し、その人たちが力を発揮したとき、ストーリーは青の国に戻り、女王になれる。


私たちにも、知らず知らずのうちに与えられた役割があると思います。自分の心の中を見つめ、素直にその心の声に耳を傾け、心を開いたとき、自分の役割の力が使えるようになる。それは本当に自分に出会うことなのかもしれません。考えてみると、先の役割を持った人たちは私たちの回りにもいるように思います。私たちは気がつかないだけで、いつもみんなに助けられ、支えられて生きているんですね。

私たち人間は、ストーリー(物語)を創っていくことで癒されることがよくあります。映画や小説、音楽で感動し、人生を重ね合わせ、自分がそこに入り込んで共感し涙を流す。満たされない心が、自分では経験できない部分をこういうことで満たされ、埋められていくのでしょう。
Mナイト・シャラマン監督の作品は、ファンタジックの中に誰もが持つ「生きにくさ」が描かれていると思います。人間を理解するヒントがたくさん、織り込まれていますね。
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